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懐かしい品々をご覧ください


by sakuraotosyo
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大正時代 ミヅホ麦摺機の広告郵便

麦が米の裏作として作られていたのは、そう遠い昔の話ではありません。
下の画像は、昭和の初めの頃、麦をハデ(稲架)に干している光景です。
☆祖父の古いネガフィルムより(その6)

大正時代 ミヅホ麦摺機の広告郵便_c0148375_21212631.jpg

「麦打ち歌・・・・扱き落とした麦の穂を庭いっぱいに敷きつめた筵の上にひろげ、それをブリ(クルリ棒ともいう)でたたく作業の歌。のどかに聞こえる歌であるが、作業は単調で相当にきつかった。」(加計町史民俗編より引用)
大正時代 ミヅホ麦摺機の広告郵便_c0148375_21235128.jpg

この相当にきつい作業を軽減するために、この「ミヅホ麦摺機」は開発されたのでしょう。
麦の穂を上函に投入したのち上函を動かし、上函と台座の摩擦で摺るしくみのようです。
広告によれば、「作業頗る軽便にして一時間に三石(450kg)以上を摺ることを得」とあります。

大正時代 ミヅホ麦摺機の広告郵便_c0148375_21304268.jpg

by sakuraotosyo | 2007-12-15 21:32 | 大正レトロ